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行政書士試験 合格体験記(その1)

本日は、H5年度行政書士試験に合格して、今年で10年目になるO先生に
インタビューするために、いつもの喫茶店に来ています。

O先生からは
・2年目に失敗した原因
・失敗から得られた勉強方法
・予備校の活用方法
などを聞きました。

それでは、O先生、宜しくお願いいたします。


Q:まず、行政書士を目指したきっかけを教えてください。

A:大学在学中に、将来、何をしようかと考えていました。
  そんな中、母親が行政書士事務所で働いていて、行政書士という
  職業はなんとなく知っていました。
  ある時、父親とディーラーに行った時、車庫証明の仕事がたくさん
  あるから、行政書士にならないかと言われました。
  行政書士に受かったら、仕事を回してくれるという約束をして
  くれたので、行政書士になることを決意しました。


Q:いつから勉強を始めたのですか?

A:最初の年は、試験までに3ヶ月ほどしかありませんでした。
  試験までの期間が短かったので、その年の合格は無理だと思い、
  翌年の試験を目標に勉強していました。


Q:最初の年は、予備校に通わなかったのですか?

A:はい。
  翌年の試験が目標でしたので、独学でゆっくりと勉強していました。


Q:それで、1年目は不合格だったのですね。
  2年目は予備校に通ったのですか?


A:はい、週に1回予備校に通いました。また、試験直前は、
  週に2回通いました。2回目の受験は勉強する時間がたくさん
  あったのですが、不合格でした。


Q:2年目は1年間、そして1年目をあわせると1年と
  3ヶ月、勉強されたのに、不合格だったのですね。
  敗因は何でしょうか?


A:過去問を全くやっていなかったことです。
  2年目の勉強は、予備校のテキストを中心に暗記ばかりしていました。
  それで、本試験を受けて初めて、知識が曖昧で、選択肢を絞ることが
  できないことに気づきました。

Q:テキストを中心に暗記していたのにもかかわらず、選択肢を絞る
  ことができなかったのは、なぜでしょうか?


A:それなりに暗記していたつもりなのですが、いざ試験で、
  断定的な表現があると、選択肢を選ぶ際、
  「本当に断定していいのか?」
  と、不安になりました。
  それで、試験の時に迷ってしまったのです。


Q:では、3年目の試験の時は、そのあたりを気をつけて勉強したのですか?

A:はい。断定的な表現をしている法律はそれほど多くありませんので、
  そのあたりを意識して、述語に気をつけながら勉強しました。


Q:3年目は何時間くらい勉強しましたか?

A:大学のゼミがあったのですが、ゼミの先生に相談して、
   大学の授業にはほとんど出ず、毎日朝9時から17時まで
  大学の図書館で勉強していました。

Q:食事の時間を除いても、毎日7時間近く勉強していたのですか?
  つらくなかったですか?


A:同じ大学に司法書士を目指している友達がいたので、
 一緒に勉強していました。
 また、予備校の友達と模試などで間違えた問題を、
 「なぜ間違えたのか?」などの反省会を開いていました。
 こういったことが、プラスにはたらきました。

Q:予備校の授業について教えてください。

A:予備校の授業は楽しかったです。一般教養はつまらなかったですが、
  法令の授業では、語呂合わせを教えてくれたりしました。
  また、質問形式の授業だったので、眠くなることはありませんでした。


Q:予備校などでは、授業内容のテープなどがあると聞きましたが、
  そのようなものは、利用しましたか?


A:ビデオ講習がありましたので、それを利用していました。
  予備校で授業を受けていたのですが、民法などは範囲が広く、
  どこが大切かわかりませんでした。
  しかし、ビデオ講習で、試験に出やすい
  ポイントを確認することができました。


Q:3年目の時、朝から夕方まで勉強していて、疑問点などは
  どのように解決していましたか?


A:まず、自分なりに法令を解釈した上で、先生に聞きに行って
  いました。また、予備校の友達に聞くこともありました。


Q:先生に聞くことは、大切だと思いますか?

A:はい。
  大切だと思います。というのは、2年目の時に、いろいろと
  調べる癖がついて、余計なことまで調べてしまって失敗した
  経験があったからです。


Q:2年目の受験の時、過去問を解いておらず、失敗したとのことですが、
  3年目は過去問を集中的に解いたのですか?


A:はい。
  何度も解きました。何度も過去問を解くことでやっと、行政書士試験が
  どのような試験なのかが、わかってきました。


Q:何回解いたのですか?

A:6回解きました。3回目くらいから、自分が何を理解していて、
  何を理解していないのか、わかるようになってきました。
  そして、何度も間違える問題は、付箋を貼っておいて
  何度も勉強しました。


Q:恋愛についてお聞きしてもいいですか?

A:はい。さしさわりのない範囲で(笑)。


Q:ずばりお聞きしますが、受験時代に彼氏はいましたか?

A:はい。

  大学生の彼氏がいました。


Q:勉強していると、デートの時間が少なくなると思いますが、
  彼氏が怒らなかったですか?


A:少しは、怒りました。
  でも、彼氏も大学生で、卒業論文などで忙しかったですし、
  怒りながらも
  「合格するんだったら、デートを我慢するよ」
  と、言ってくれました。


Q:素敵な彼氏ですね。

A:はい。彼氏がいたからこそ、勉強を投げ出さなかったと
  思います。


Q:ご家族の理解はありましたか?

A:全面的に協力してくれました。



Q:2年目の受験の時に過去問を解いていなかったこと、
 いろいろと調べすぎて失敗したこと。
 これらの失敗をもとに、3年目で勉強方法を見直し、
 3年目で合格されたのですね。


A:そうですね。


 本日はありがとうございました。
 彼氏の話は、聞いていいものか迷いましたが・・
 いろいろと教えていただき、うれしく思います。


Q:最後に、現在のお仕事について教えてください。

A:今は、車庫証明、自動車登録の仕事をメインで行っています。
  月に300件ほど扱っているので、いつも車で走り回っています。
  一日あたり、10件以上の依頼がありますので、時間配分を
  考えながら仕事をしています。
  ご飯をゆっくり食べる時間がありませんので、車の中で
  お昼ごはんを食べることが多いです。


 それは大変ですね。
 車での移動が多いとのことですので、
  十分気をつけて、お仕事をしてください。

 それでは、お聞きしたかったことはすべて
 教えていただくことができました。

 本日は、本当にありがとうございました。
 (O先生は、インタビューに協力していただいたにも関わらず、
  コーヒー代をおごってくれました。)

【サイト管理者からのアドバイス】

 O先生は、2年目の受験の時に、余計なことを調べすぎて
 失敗したとおっしゃっていました。

 これは、O先生だけでなく、多くの方が犯してしまうミスです。
 もちろん、将来の仕事を考えると、試験以外の範囲でも勉強する
 ことは大切なのです。

 しかし、試験に合格するためには、出題傾向に見合った
 勉強をする必要があります。

 試験を作る先生だって、実務に役にたつ問題も出したいのです。
 しかし、それでは範囲が膨大になりすぎてしまいますし、
 たまたま、そこを勉強していた人が合格し、
 たまたま、勉強していなかった人が不合格になって
 しまうのです。
 
 これでは、不公平になってしまいます。


 勉強をする際、ほんの少しだけでも、試験問題を作る先生の
 気持ちになって問題を見てみると、
 
 なぜ、そのような問題が出されているのか?

気づくことがあります。


こちらのレポートで、様々な試験に合格された方との
インタビューから得られた気づきを紹介しております。


実際に合格した先生に話を聞くことにより、
すぐれた勉強方法を知ったり、
反対に、間違った勉強方法を未然に防ぐことが
できます。

今まで勉強方法について考えたことのない方は、
今回のインタビュー内容を含め、勉強方法を
考える必要があるかもしれません。

ちょっとした気づきで、結果が大きく変わることが
あるからです。

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